十一面観音立像
重要文化財 檜材(面部樟材) 漆箔 像高 303.0cm 鎌倉時代 観世音寺
 観世音寺の講堂に安置されていた巨像の中には十一面観音像が二体あったことから、本像は1069(延久元)年作の丈六像と区別して新十一面とよばれてきました。鎌倉時代に旧像を復興したもので、藤原仏と異なり、どことなく厳しい表情をしています。下半身の重厚な量感や衣文の深い彫りなど、一木造(いちぼくづくり)の効果をいかんなくひきだした秀作です。

戻る